タバコには習慣性があり、なかなか止めることが難しくあります。これを治療する方法としてチャンピックが用いられます。チャンピックスは禁煙治療薬として禁煙外来で処方されているお薬です。それではチャンピックスの作用機序についてご紹介いたします。

チャンピックスと喫煙男性の写真

チャンピックスを使用して2ヶ月に注意すべき行動

一度煙草を吸い始めると、身体に害があることが分かっていても、やめるのは難しいものです。
その理由は煙草の主成分のニコチンが脳内のニコチン受容体と結びついて、ドパミンと言う、人が快楽を感じる物質を出すからです。
チャンピックスはこの脳内にあるニコチン受容体と結びつき、わずかにドパミンをだしますので、少し気分が良くなります。その時にニコチンが体内に入ってきても、それがニコチン受容体と結びつく事を邪魔しますので、煙草を吸っても快感が感じられなくなります。
これによりチャンピックスを飲むと、禁煙がしやすくなるのです。
禁煙をしようと思って、医療機関を受診しますと、禁煙開始の1週間前にチャンピックス0.5mgが処方されますので、まず3日間1錠づつを飲みます。4日めからは、0.5mg錠を朝夕1錠づつです。そして12週間、それを続けます。
そして1週間後からいよいよ禁煙開始です。注意すべき事は吐き気が現れる場合があり、その時は我慢せずにかかりつけの医師に相談しましょう。煙草が吸いたくなると、水を飲んだり、カロリ-の少ないガムを噛んで乗り切りましょう。
禁煙1ヶ月が過ぎると、禁煙の効果が出てきます。
2ヶ月目にはいると、咳や痰が減り、呼吸が楽になり、息切れがしなくなると言う症状が1ヶ月目よりはっきりとあらわれます。
2ヶ月にはさらに食欲も出て、胃の調子も良くなり肌もきれいになってきます。
ただ、この時期に注意すべき行動は「2ヶ月も禁煙できたのだから1本くらい吸っても大丈夫だろう」と思って煙草を吸ってしまう事です。
1本吸う行動をすると、最初から禁煙をやりなおさなくてはならなくなります。
「1本の煙草を吸う」と言う行動をしたくなれば、禁煙の理由とか、禁煙中の努力とか、自分が感じた喫煙の害を思い出してみましょう。永遠に煙草を止めると考えるのではなく、今日1日煙草を止めようと思いそれを毎日続ける事で禁煙が続きます。